『性についてのおはなし会』の報告


『性ついてのおはなし会』が2月6日にありました。

参加応募多数の中6人の方が参加されました。


講師である「ほほえみー」主催の藤野早織さんはこのようなお話会を通して参加された方が(そのお子さんが。あ、そのご主人も。)「じぶんのからだっていいな」と感じてもらえることを目ざして活動されています。

早織さんのやさしい語り口に引き込まれるように、参加されたお母さん達もご自身が感じる疑問や子どもへの接し方を相談されていました。

プライベートなデリケートな内容ですが、お子さんが小さい時から伝えていけることは沢山あります。

例えば、赤ちゃんに触れる時に「さわっていい?」「今から抱っこしてもいい?」とちゃんと尋ねることが大切だと早織さんは言います。赤ちゃんは相手から尋ねられる、許可を求められることで「じぶんのからだは大切なものなのだ」ということをしっかり認識することができます。自己肯定感を自然に身につけていくことになります。

性教育というと性行為を伝えることと思いがちですが、そうではなくてこうした赤ちゃんや子どもの頃に自分の身体を知り、愛おしく感じ、大切に思うことがまず大事で、そのことが自分以外の人(相手)の身体も大切に思えるように育つということなのです。

早織さんはこれを「赤ちゃんからの性教育」と表現しています。

小さな子ども達にはプライベートパーツを大切に守ることを普段から自然な形で伝えていくこと。またおちんちんの洗い方や性器いじりなどの見守り方など、女性(母親)だとよくわからない、ママ友でもあまり話せないことの話もありました。


勿論、具体的な思春期を迎えた子ども達への対応では、生理は怖いものではないこと、生理用ナフキンの具体的な使い方や男の子の精通など、母親としての心構えやスタンスの話もありました。


最後に早織さんの言葉を引用します。

『性教育はからだのしくみを伝え、自分を楽しんで生きていくための〝生〟教育なのではないかと私は思っています。 (中略) 性教育に遅い!はありません。今日からお子さんと一緒に楽しんでみていください。』


このようなタブーなデリケートな内容の話をもっと普段からオープンに話せる機会が増えるといいなと思いました。こうした話は実はとても大切な命の話なのですものね。夫婦でも親子でも友達同士でも話せる社会に日本もなるといいなーと思いました。(徳井感想)


※今回参加希望者が沢山おられましたので、4月にもう一度同じ内容の『性についてのお話会』を企画予定です。

感染対策を取りながらの開催ですので少人数の募集となります。


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