『性(命)のお話し会』がありました。
11日にみつばち文庫のスタッフでもある藤野早織さんの「性(命)のお話し会」がありました。所謂「性教育」のお話ですが、自分の身体のことを知ると共に「自分の身体は大事なのだ」そして「人の身体も大事にしなければ」というテーマを目指しています。
これは、性被害から身を守ることに当然結びつきますし、友達や家族やパートナーによるDVなども起きてはいけない、起こしてはいけない、という意識をしっかり持てるようになって欲しいという私たち大人の「願い」でもあります。
日本では家族でタブーとされ易い話題ですが、子どもの時代に正しい情報と知識を知り、そういう話題を身近に話せる環境が、その子のアイデンティティを育てるのだと思います。
そこを藤野早織さんは目指しながら、わかり易く楽しく、ワークを含めながらお話しを進めてくれるのです。
今回は小学2年生と3年生の女の子とお母さん、5組が参加されました。
お母さんの要望を聞き、今回はまもなく訪れる身体の変化と生理の話をしてもらうことにしました。2年生には少し早いかなとも思いましたが、子ども達の成長はあっという間ですし、こうした仲良しのお友達と一緒に聞ける機会は少ないので、このテーマで実施しました。
「大人の身体になりたくなーい」が今回参加した子ども達のおおよその意見でしたが、身体の臓器のことをクイズを通して知ったり、脳と子宮が関わる毎月の営みである「生理」の話をしっかり受けとめながら最後まで話を聞くことができました。
教材を手に取りながら、生理の出血のしくみや出血量、ナフキンの開け方セットの仕方(捨て方も)サニタリーショーツなどを具体的に触ったり使ってみたりしましたよ。
大人は最初はドキドキしながら、子ども達が触る様子を眺めていましたが、だんだんドキドキ感を忘れて、「そうそう」「へー。そんな便利な機能のグッズがあるんだ」「夜はこういうのが便利なんだよね」なんて、前のめりになってお話し会に参加していました。
そうなんでうよね。こういう話「生理のこと」とか「セックスのこと」とか、普段からもっとおおらかに話し合える社会の方がいいのになーと思う徳井さんでした。
早織さんの「性(命)のお話し会」はみつばち文庫の「子育て応援プロジェクト」の企画として毎年取り上げる予定です。グループで参加してみたい方、個別にお話し会に参加したい方、徳井までエントリーしてください。来年の企画を考えるヒントになりますので。
勿論、もっと小さいお子さん向けや男の子だけでも男女のきょうだいで参加でも、お父さんも含めてでも、大人だけでも。(例えば、男の子のお子さんに精通をどういう風に伝えていけばいいのかを聞きたいとか)
少人数で、よく知っている安心できるお部屋で、できるお話し会がとても良いのです。
家族ではなく、学校でもなく、いい距離感の大人から聞けるのが『みつばち文庫』で行う「早織さんのお話し会」の良さだと思っています。
はじめはドキドキしていた子ども達がいい表情で楽しそうに帰っていったのが、とても嬉しかったです。
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